雄大な中央アルプスのふもとに広がるみなこいの早太郎郷。その源泉は別名「美肌の湯」とも呼ばれ、過去には、観光経済新聞が毎年発表する「にっぽんの温泉100選」で、泉質ランキングにランクインしたこともあるんです。今回は、その早太郎温泉に入れる施設の一つ「こまくさの湯」へ行ってきました。

多彩なお風呂でのんびり、
心地よいお湯で心もポカポカに

こまくさの湯は、駒ヶ根高原の中心にある日帰り温泉施設。駒ヶ根インターから車で約3分と、アクセスも良好です。

建物の中に入ってみると、1階にはフロントのほか、お土産が買える売店、休憩所、食堂などがあり、開放的な空間が広がっています。そこをぬけて大浴場へ。お風呂は「東駒の湯」と「西駒の湯」があり、1カ月交代で男風呂、女風呂が入れ替わるそうです。この日の女風呂は西駒の湯。

大浴場には露天風呂をはじめ、内湯、薬湯、ジェットバス、サウナなどとのさまざまなお風呂があり、どのお風呂に入ろうかワクワクします。まずは広々とした内湯へ。お湯は透明でにおいもなく、やわらかな肌ざわり、ちょうどいい温度で徐々にカラダが温まり、心の緊張もほどけていきます。




雄大な自然に抱かれた露天風呂でリラックス

ほどよくカラダが温まったところで、今度は露天風呂へ行ってみることに。この日の天気はあいにくの曇り空でしたが、目の前には雄大な中央アルプスを見ることができました。
 

高原の風は少し冷たいですが、その分、お湯の温かさが一層心地よく感じました。自然に包まれて何も考えずにのんびりと過ごす、とてもぜいたくな時間です。いつのまにか日ごろの疲れも吹っ飛び、とても癒やされました。そのあとは、薬湯やジェットバス、サウナなどを一通り堪能。

早太郎温泉はアルカリ性単純泉で、効能には、神経痛や冷え性、筋肉痛や疲労回復などと書かれていました。登山や散策のあとに入るのにもおすすめです。温泉から出ると、お肌がしっとりとスベスベに。「本当に美肌の湯なんだ!」と改めて実感しました。そんなうれしい変化に気分もアップして、次は食堂に向かうことにしました。




食堂でみなこいの名物料理とビールを満喫

食堂では、駒ヶ根名物のソースカツ丼をはじめ、信州名物のそばや馬肉料理、定食などを楽しむことができます。この日のお目当ては、馬肉のユッケ。早速、券売機で券を購入して、料理が出てくるのを待ちます。食堂は広く、テーブルもたくさんあるのでお風呂あがりにゆったりくつろいで過ごすのもいいですね。

少しして、温泉卵が添えられた馬肉のユッケが出てきました。甘じょっぱいタレをかけていただくようになっています。馬肉はクセがなく、あっさりした味わいですが、肉のうまみをしっかり感じられるのが特徴です。シンプルな味わいなので、タレの甘じょっぱさがよく合います。そこに温泉卵を絡めると、コクも加わって味が変化。これはおいしい!お供に頼んだ南信州ビールのゴールデンエールとも相性抜群。ほろよい気分でお腹も満たされ、大満足のひとときを過ごしました。

 

早太郎温泉 こまくさの湯
長野県駒ヶ根市赤穂759-4

0265-81-8100

10:00~20:30(入館締切は19:30)
水曜休館

http://www.komakusanoyu.com