
心がちょっと疲れた時、居心地の良いカフェで、何も考えずにのんびりと過ごしたい…そんな時にぴったりの穏やかな時が流れるカフェがみなこいエリアにはあります。おいしいコーヒーや地元の食材でつくる料理を楽しみながら体も心も元気になれる、地元に人気のカフェを訪れてみませんか。
古い蔵を生かした空間で楽しむ。アコースティックなジャズの響き
飯島町ののどかな田園風景の中にたたずむ「飯島茶寮」は“蔵とジャズとガレット”がテーマのカフェ。店を営むのは定年退職後、Iターンした鈴木さん夫婦です。築100年以上の土蔵を自ら改装して作り上げたという店内にはレトロな家具などが置かれ、どこか懐かしく感じる空間が広がっています。
こだわりのオーディオ機器から流れる曲目は、往年の名曲ジャズからアメリカやヨーロッパの新しいジャズまでさまざま。心地よい音に身をゆだねていると、つい時が経つのも忘れてしまいます。
おすすめは飯島産のそば粉で作るガレット。そば粉、塩、水のみで焼き上げるモチモチ食感のシンプルな生地に、ラタトゥイユや生ハムなどの具材を合わせていただくことができます。土日、祝日のみの営業で席数に限りがあるため、事前確認をしてからの来店がおすすめです。
里山の恵みをいただき過ぎゆく時の流れを楽しむ
ふたつのアルプスを望む中川村陣馬形山のふもとにある「ベースキャンプコーヒー」。人里から離れた山里のオシャレなカフェでは、非日常的な山あいの雰囲気を楽しむことができます。
ここで人気なのがスープカレー。あめ色玉ねぎやトマト、ニンニクと数種類のスパイスを入れて丁寧に仕込んだスープカレーには、店を営む伊藤さん夫妻が無農薬で育てた自家製野菜がふんだんに入っています。
お米も店の前の田んぼで育てた自家製。ジャガイモやニンジン、カボチャなどの野菜のおいしさを丸ごと味わえる優しいお味からは、夫妻の愛情も伝わってきて身も心も癒やされます。このカレーを目当てに、地元だけでなく、旅行客も多くの人が訪れるのだそう。定番のオーガニックブレンドのほか、月替わりのフレーバーが楽しめるコーヒーもおすすめです。
森に包まれて自然の情景をとことん楽しむ隠れ家
「WOOD INN」は、標高約840メートルの中央アルプスのふもと、駒ヶ根高原にたたずむコーヒー専門店。ハンドメイドのログハウスの店内は、木の温もりを感じさせる温かな空間で、窓からは高原の木々の様子を眺めることができます。
中央アルプスのおいしい水でいれるコーヒーは、常時10種類以上の銘柄が楽しめます。じっくり時間をかけて抽出する自慢の水出しコーヒーは、豆本来のうま味と香りが味わえますよ。ほかにも、マスターが手作りする生地に地元の食材をたっぷりのせたクリスピーなピザや、焼き菓子なども人気です。コーヒーのお供にもぴったり。高原の散策で疲れた体を優しく癒やし、再び元気にしてくれる、そんな場所です。
コーヒーショップの隣には北米の童話「大きな森の小さな家」をモチーフとしたペンションも併設しています。
いかがでしたでしょうか?今回は、本格コーヒーが味わえるカフェから、地元の食材を使用したガレットやスプーカレーが堪能できるカフェまで、ゆっくりのんびり豊かな時間を過ごせる人気のカフェをご紹介させていただきました。ぜひ、日頃の疲れを癒しに訪れてみてください。