本場のエスニックカレーから日本で生まれたスパイスカレーまで、みなこいエリアでは、バラエティーに富んださまざまなカレーに出会うことができます。みなこいに根付き、多くの人たちに愛される人気のカレーを、ぜひ味わってみませんか。
異国情緒漂う店内で楽しむ本格スリランカカレー
宮田村の農道添いにある「アルッガマゲ」は、本格スリランカ料理が楽しめるお店。店内に一歩足を踏み入れると、スパイスの香りがふわりと香り、エキゾチックな雰囲気に包まれます。
スリランカ人オーナーが母親から教わったという秘伝のカレーパウダーで作る多彩なカレーは、豊かな香りと優しい味わいが魅力です。一番人気は「カレー2種セット」。チキンカレーやキーマカレー、ダールカレーなど、豊富な種類の中から好みの2種類をセレクトでき、カレーに合わせる薄焼きのパンも4種類から選べるので、自分好みの組み合わせを探すのも楽しいですよ。
もう一つ、ここへ来たらぜひ味わってほしいのが紅茶です。日本紅茶協会の「おいしい紅茶のお店」としても認定されているアルッガマゲ。自慢の上質な紅茶は香り高く、牛乳をたっぷり使って煮出したスリランカスタイルのミルクティーも楽しめます。スリランカ料理との相性も抜群です。
店内では、スパイス・紅茶・スリランカの雑貨も販売していて、オリジナルのブレンドスパイスも購入できますよ。
複数のスパイスが作り上げる香り高いスパイスカレー
中川村にある「アドゥマン」は、タイやベトナムなどの多国籍料理とスパイスカレーが人気のお店です。店名の「アドゥマン」は西アフリカの言葉で「おいしい」という意味なのだそう。店内は和とエスニックが融合した明るい空間です。
おすすめはスパイスの芳醇な香りとうま味が味わえるスパイスカレー。スパイスカレー発祥の地である大阪で店をかまえていた店主が、地元の新鮮食材を使って作るスパイスカレーは、週替わりで3、4種類が並びます。
複数のカレーを一皿に盛り付ける「あいがけ」は、4種類まで可能。「スペシャル4種」は、カレー4種に加え、副菜9種類を盛り付けた見た目にも華やかな一皿。さまざまな味の重なりを楽しめるのも魅力です。
毎週木曜、金曜が「カレーの日」となっていて、カレーはこの日にしか食べられないので気をつけてくださいね。 毎週水曜、土曜の「アジアごはんの日」には、フォーやトムヤム麺、グリーンカレーなどを楽しむことができます。
みなこいで愛されるタイ人のお母さんが作るタイカレー
中川村の「アゲイン」では、タイ出身のティンさんがつくる本場タイの家庭料理が評判です。外につながるオープンテラスからは、初夏から夏にかけて穏やかな田園風景を望むことができ、訪れた人の心を癒やしてくれます。
ティンさんが田舎のおばあさんから教わったというカレーは、どれも体を整えてくれるタイハーブがふんだんに使われていて、辛さの中にもうま味を感じる味わいです。人気のタイカレーセットは、野菜がたっぷり入ったケーンパー、鶏肉とタケノコのケーンペッガイ、ナスとココナッツミルクのケーンキャオワーンの3種類を一度に楽しめるのが魅力です。辛さの異なる3種のカレーはどれもご飯が進む味なので、知らないうちに完食してしまいます。
ほかにも、伊那谷の食材を生かして作るさまざまなタイ料理は、ここでしか味わえない一品ばかり。明るいティンさんの人柄からも元気をもらえます。
今回はみなこいエリアの中でも地元のファンが多い本格カレーを味わえるお店を3つご紹介させていたただきました。地元の常連客と一緒にみなこいの個性豊かなカレーをぜひ味わってみてください。