豊かな自然が織りなす美しい四季が移ろう駒ヶ根高原。中でも、駒ケ池と大沼湖は、そんな自然に包まれて心が満ちていく時を過ごせる癒やしスポットです。自然を思い切り満喫できる水上アクティビティもおすすめ。2つの湖の魅力とその楽しみ方をご紹介します。
 

駒ヶ根高原の写真映えスポット「駒ケ池」

撮影スポットとして人気の駒ケ池は、駒ヶ岳ロープウェイへむかうバス乗り場に隣接する駒ヶ根ファームスから歩いてすぐの場所にあります。

湖畔からは中央アルプスの宝剣岳や千畳敷カールが望め、風のない日には、雄大な中央アルプスの姿が湖面に映し出されます。まるで鏡に映したかのようなその美しさは、いつ見ても心を奪われます。春の桜にはじまり、夏は新緑の緑、秋は紅葉と、いつ訪れてもその時々の美しさを感じられるのが魅力です。

また、池のほとり西側には、ハート形のベンチが設置されています。実はここがフォトスポットとしても人気。中央アルプスを背景にシャッターを切れば、旅の思い出に残る素敵な一枚が撮影できます。ぜひ、恋人や家族、友人と、記念の一枚を撮影してみてください。


春の訪れを告げる可憐な山野草に出会う「大沼湖」

湖の東側からは中央アルプスを、西側からは南アルプスを望むことができる大沼湖。

春先には、周辺の湿地でさまざまな山野草が咲き始めます。春の訪れを一番に告げるフクジュソウは、1月頃から咲き始めます。見頃は3月頃。まるでほほえんでいるかのように咲くかわいらしい姿を見ると、なんだか心が和みます。大沼湖周辺には、1万株以上のフクジュソウが植えられているのだとか。ほかにも、ザゼンソウやミズバショウなどが次々に咲いていきます。



大沼湖はもともと、農業用水をためるために作られた人工池。中央アルプスからの雪どけ水はそのままでは冷た過ぎて作物の成長に悪影響があるため、いったんこの池に貯水し、温めてから利用していたそう。ちなみに、駒ケ池も同様の目的で作られた人工池です。観光スポットとして多くの人に親しまれている湖ですが、実はそんな歴史的背景もあるんです。

 

水上アクティビティで気分もリフレッシュ!

大沼湖では、いま注目の水上アクティビティの一つ、SUP(サップ)が体験できるのも魅力です。SUPは、ボードの上に立ち、パドルでこいで水面を進む水上アクティビティ。

初心者でもコツをつかめばすぐにできるようになります。高原の風を感じながら気ままにクルーズするのはとても気持ちが良いですよ。大きさ3メートル以上のメガサップは、最大6人まで乗ることが可能。こちらは、みんなで協力し合いながらボードを動かします。

大沼湖でできるもう一つのアクティビティがカヌーです。SUPよりも安定感があるので、気軽にチャレンジできるのが魅力。スイスイと水上を進む感覚がたまりません。 どちらも、ぬれてもよい服と靴に着替えてから体験しましょう!